「実家はまだ元気だから大丈夫」が、空き家の始まりかもしれません

今日は月曜日なので、「相続」をテーマにした記事です。

親御さんが元気なうちは、実家について家族で話す機会はなかなかありません。

「まだ元気だし、そんな話をするのは縁起でもない」
「その時になったら兄弟で相談すればいい」
「実家はとりあえず残しておけばいい」

そう考えている方も多いと思います。

ところが、不動産のご相談を受けていると、相続が発生してから初めて実家をどうするか考え始めるケースがとても多くあります。

いざ相続となると、

・誰が実家を相続するのか
・売るのか、残すのか
・兄弟で共有するのか
・荷物をどうするのか
・相続税はかかるのか
・売るならいくらくらいになるのか

など、一度にたくさんのことを決めなければなりません。

しかも、相続した人がすでに自宅を持っていたり、遠方に住んでいたりすると、誰も住まないまま実家だけが残ってしまうことがあります。

これが「空き家」の始まりになることもあります。

だから私は、相続対策は税金のことだけではなく、「この家を将来どうしたいか」を家族で話しておくことも大切だと思っています。

売ると決める必要はありません。

「お母さんは、この家をどうしたい?」
「私たち兄弟は、この家に住む可能性がある?」
「もし誰も住まないならどうしよう?」

そんな会話を一度しておくだけでも、将来の選択はずっとしやすくなります。

そして、できれば元気なうちに一度、**「今売ったらどのくらいの価値があるのか」**を知っておくのもおすすめです。

不動産の価値が分かると、相続後の選択肢も具体的になります。

「まだ何も決まっていないから、不動産屋さんに相談するのは早いかな?」

そんなことはありません。

むしろ、何も決まっていない時こそ相談していただいて大丈夫です。

売ることだけを前提にするのではなく、残す・貸す・売る、それぞれの選択肢を整理しておく。

それも不動産屋の大切な仕事だと思っています。

今度ご実家に帰った時、ほんの少しだけ「この家、将来どうしようか?」と話してみてはいかがでしょうか。