遺品整理と残置物撤去の違い

こんにちは

リフォーム業をしていると、残置物撤去の依頼が来ることがあります。
アパートの一部屋がゴミ屋敷のようになって、そのまま住人がいなくなってしまった・・・
大家さんにとっては頭の痛い問題ですよね。

でも遺品整理の依頼は、残置物撤去とは意味が全然違うのです。

生前住まわれていた家の中の整理を、ご遺族が専門業者に依頼されます。
一つ一つ丁寧に見て、必要なもの不要なものを選り分けて、
お仏壇関係のものはお焚き上げをしたり、遺族は使わないけれど価値のあるものは買取業者に引き渡す。
そして捨てたくはないけど、持っていても仕方のないものは寄付をする、など
ただ捨てるだけではなく、そのものの存在を意義のあったものにしてくれます。

そして家の中を空っぽにするのです。
ご遺族がそういった整理をすると、思い出がどんどん溢れてきて進まなかったり、全てをとっておきたい気持ちになってしまうこともあります。

でも、気持ちに区切りをつける、そして物に感謝する、という意味合いや
親御さんのお家であったのであれば、住んでいた家を綺麗にすることは最後の親孝行になるのではないでしょうか。

遺品整理とは誰のためのものなのか、考えさせられます。