不動産の評価額って正しいのだろうか?

こんにちは!

今、65歳以上の方の80%の方が自宅を含め不動産を所有しています。
つまり、そのお子様は必ず、ご両親が住まわれていた家などの不動産を相続することになります。

現預金が多くなくても、不動産を所有している方は多く、相続する資産の半分は不動産と言われています。
その不動産の立地によっては、評価額がとても高くなってしまうと相続された方は相続税を支払う可能性が高くなります。

例えば・・・
辺鄙な場所にある実家にあまり価値がないだろう、と思い放置していたとします。
相続が発生して、不動産鑑定士などに評価してもらったら3,000万円の相続税評価額が出てしまいました。
でも、実際売ろうと思ったら1,500万円でしか売れなかった。

どういう時にこういうことが起こるのでしょうか?
・隣地が空き家で、買主が不安がる不動産
・近隣にクレーマーがいる
・権利上のトラブルがある
・築年数が古い不動産(どんなに古くても建物には評価がついてしまう)
・空室の多いアパート(収益物件を持っていた場合)

こういった要因は相続税評価には反映されません。
実際に取引される時価と評価額の乖離(かいり)とはこういうことです。
相続税額を下げるためには、相続税評価額を下げるしかありませんが、これは逆の現象です。

相続が起こった時に、価値が高くなってしまう不動産であるならば、
相続が起こる前に何かしらの対策をしておいた方が節税になります。

もしそんな不安をお持ちでしたら、ご相談ください。